2022/08/24 内田木材のこだわりを更新いたしました。
内田木材工業は、木という素材をさまざまな工夫をして暮らしに活かしています。
長年の経験を生かして材料の特性を見極め、自社敷地内併設の乾燥施設において、加工した構造材を使用し、安心、安全な住宅の建設を目指しています。
木材は生きているかのように伸び縮みします。
スギやヒノキを住宅用として使用するためには、木材を山から切り出して製材しただけではすぐには使えません。 まだ、内部に多くの水分を含んでいるためです。
この状態から、水分が徐々に蒸発して乾いていく過程(自然乾燥といいます)の中で、木材は割れたり、縮んだり、曲がったり様々な動きをします。
そこで、製材された材料を人工的に作られた環境の中に置いて水分を適度に取り除いて、縮んだり曲がったりしないように乾燥加工したり、更に材料が図面どおりの寸法に仕上がるように削り加工したりします。
(弊社敷地内 組合施設)
人工乾燥はその材料の使われる場所によって、仕上がり含水率を変えています。
家具や住宅の内装に使われる場合は、屋内の空調設備にさらされることを考慮してその影響が出ないように仕上がり含水率を低くします。
住宅の構造部材である横架材などは、空調設備の影響を受けにくいので内装部材よりも高めに仕上げて、自然環境の中の平衡含水率に近づくようにしています。
高温乾燥処理を終えた材料は、やや色が黒く変色しています。
化粧使いをするスギやヒノキ、ヒバなどの材料は、乾燥スケジュールを調整して変色しないように乾燥します。